到頭 胃瘻を 第一関門 愈々第2ステージへ

延命治療である胃瘻処置はALS患者にとって 尊厳死宣誓できる第一関門です
第二関門は人工呼吸器処置の気管切開だと言うぐらいにしか勉強していません
その気切は多分まだまだ先のこと思っているのと 日本では患者の7割が延命拒否する流れにマイクは従うだろうと決め込んでいたのです

どうせ治らず最期は生き地獄なのだと覚悟しているマイクは 告知を受けた2月から家族が介護地獄に陥ることは避けるために 直ぐにでも死にたいと決めていたのです
しかし 安楽自死施設の必要性を長年考えてきた者として 自死は遺族が受ける世間からの眼がどんなに辛いものかを知り過ぎてできません
考えて考えての死に方は病院での尊厳死だと結論しました
そして4/8ここの病院に入院して胃瘻拒否するしかないと決めたのです
その延命拒否のチャンスが到頭きました
なのに今は延命を決め 胃瘻を早く受けたいと医師にお願いしました
実は主治医にいつ頃になるかを訊いても急がなくてもいいとこれまで言われていたのですが 最近突然 するかしないかを考えておく様に言われました
拒否するつもりはないと返事しただけで済ましました
それから間も無く担当医は年内の可能性はないとまで言ったのに 早めにしておいた方がいいと言ってきたので 直ぐに申し込みました
何故ならリハビリ療法士は今の具合だと窒息の危険が高いと常日頃心配してくれているくらいに嚥下がし難くなっているのです
実はこの病院は消化器外科医がいなくて胃瘻は他所に依頼しているのです
その予約が11/15に取れたので 今晩から絶食で点滴栄養だけにすると突然先ほど主治医から言われた
今朝の朝食でいつも飲み込みやすいプリンで誤嚥してひと騒ぎしたことを主治医が知って 手術前に肺炎などを起こさぬ様今晩から絶食にすると指示されたのです
ヒョットすると 胃瘻手術が終わる来週後半までかも?
ALSの進行を遅らすリルテックの服用も一切の飲み薬も誤嚥の可能性があるのでやめると言うのです
昨日も主治医はマイクの症状は進行が遅いと言っていたのに 急に悪くなった様に しかも慎重な対応をしている様に思いますが マイク自身は既にミキサー食に飽きて 食べ物への未練もなくなっているので胃瘻の方が時間節約できて助かるのです

初めての栄養剤点滴で ベッドでややこしくしてるのでここまでに

苦しんでない死にたくもない人に掛ける言葉

ラジオの深夜ニュースに次の話題があった

「ベルギーの車いすパラリンピック選手、40歳で安楽死」yahoo-news10/23(水) 16:32配信より
ベルギーの車いす陸上女子選手で、メダリストのマリーケ・フェルフールトさんが22日、安楽死を選んで死去した。40歳だった。
フェルフールトさんは、筋力が次第に衰える進行性の脊髄(せきずい)の病気に苦しんでいた。治療は不可能とされていた。両脚に絶え間ない痛みと発作、しびれが起こり、眠ることすら難しい状態だった。
「たくさんの人から、どうしたらあんなにすごい結果を出せて、痛みと薬による筋肉の衰えを感じながら笑顔でいられるのかと聞かれます。私には、スポーツと車いすの競争が、薬のようなものなんです」
フェルフールトさんはリオ大会後、安楽死の書類にサインしたことについて、「これで休息できる感じ。もうたくさんだと思ったら、私にはこの書類がある」とBBCに話していた。
ディーストでは23日から、市役所に追悼の記帳所を用意するという。

日本では尊厳死希望者には延命拒否カードを事前に用意していれば 安楽死できると錯覚させていることをマイクは詐欺行為だとここで何度も取り上げています
希望すればギリギリ迄生きようと自分で死に時を決められると言うことも錯覚してしまいます
尊厳死は 延命治療のタイミングだけで その時は既に相当苦しいのです
安らかな死ではないのです
それを知りながら 緩和も鎮静ケアも医師は積極的にはしないのです
ただ延命しないと自殺幇助や殺人罪になるのです
苦しみながら死に逝く人を放置できるでしょうか
情けある医師なら安楽死を・・・・

隣のベッドの若者は 殆ど寝たきりで 全てを医師や家族に任せるしかありません
多分元気なうちに延命治療拒否宣言などしていないと思います
此の儘 それも此れ迄と変わらず病院での長期療養の上 死亡退院を待つしかないように思います
こんな彼に転院地獄などあり得ません
長期入院が許されているのでしょうか

また在宅介護地獄も避けたいものです
入院であれば延命であれなんでもして生き続けて欲しいと言うでしょう
指定難病で莫大な医療費でも自己負担が少ないから 生きていて欲しいと言えるのです
在宅でも相当な負担になっても  家族としては生き続けてと言うしかないのです

昨日も同じようなことを書きながら何を言おうとしているか分からなくなりました
疲れのせいではありません
マイクの思考の限界なのです

フェルフールトさんは苦しみながらも安楽死を急がず ギリギリまで生きたのです
日本では安楽死制度がないのは苦しみながらの死をせよと言っているのです
今 日本で無責任に言い囃している自然死するしかないのです
癌まで自然死で苦しまず大往生できると言う医師や宗教学者を何とかしたいものです
マイクまで隣りの若者のに自然死ができればいいのにと思ったところで 不遜な自分を弁えなければと ここで辞めます

妄想で・酔い痴れるしか・院内暮し

妄想は徹底的にやれるし やるべし
しかし実践はできるだけしかできないし そこまでで諦める?
否 諦めることはない 妄想が足りないと思え
その妄想は 現実の矛盾や悪を破壊するためです
その実践のためには 先ずそして必ず現実を把握し 矛盾や課題を発見するべし
それらを崩す為であり 真実を掴んだ上での 戦い方を妄想する為なのです
妄想だけで実現する幸運もありますし そのような社会であればありがたいのです
しかし妄想はできても 現実の社会が途轍もなく大きく頑固なときは 時を待つしかないかも知れません
が 決して諦めるのではなく 少なくとも祈る姿を人にアピールするぐらいのことをして 共感者を募り もし妄想のヒントを貰えるならば また膨らむ可能性があるのです
もし実力不足であっても 少なくとも時間掛けてでも祈り続けるのです
必ず祈りが妄想を後押しし 共感者が必ず現れると信ずるしかありません
それでも大方の妄想が例え萎んんでしまっても それは悲劇ではなく喜劇として人生そのものの使命感を養い 生きてきたことの幸福感を満たしてくれ筈です
貧しい者よ 来たれ! 心あれば妄想だけで 腹も満たされ 苦悩する頭も和らげられ 生まれたことに酔い痴れるのです

実はこれは 元々 安楽自死センターで 終末期の老人が 安楽自死すする前に 生前 世間体を考えてできなかったことを 安上がりでできるよう 妄想でいいからやった気持ちになれるような支援をする機能を持ちたいと考えてきたことに繋がります
47万人の一部でも 例えば1万人が 延命治療の2千万円を拒否すれば 2千億円を麻生に協力したことになりますから 厚労省からその一部500億頂いて完全自動自死装置装備したセンターを運営できるのです
楽しい妄想を味わうお手伝いには 一人500万も掛からないでしょう

韓国は去年2月の尊厳死法施行後4ヶ月で8500人が(何も楽しい思いをするどころか 苦しんだであろう)尊厳死を選んだのです
ここまで膨らんだ妄想が どうして日本で・・・

マイクの妄想を諦め掛けさせたALSでしたが これこそマイクへの天命と妄想が気付かせてくれたし またマイクの思いが届いて神様と仏様が現れたのです
まだまだ現実を見つめ 矛盾と戦う為に 妄想します
ご支援ありがたく思い 又まだまだお願いします

VSEDとか鎮静死より安楽死だけで!

多分 月末のお仕事でお忙しいことと存じます
何よりも生産性ある命に価値を感じてしまうマイクにいつもお叱りをいただくように マイクは現(に)役(役立つ)を終えたことの寂しさを感ずるのは自分だけのことでいいのですが 世間に世話になるばかりなのに 感謝も忘れた年寄り老人が贅沢しすぎと思えて腹立つのです
お忙しいことは羨ましいことです 現役を全うしてください 返信よりも

さてALSを自覚する前の マイクのブログを見返していたら「鎮静死」と言う言葉を改めて知った
そしてまた 当事者として 最期の答えは見つけないとならないのですとも 返信を見て思いました

マイクスタンディングのブログ 2018/9/27 「鎮静死が自殺幇助ではないのに」(最善の死)では

「今朝のラジオ深夜便【明日へのことば】で 「待ち受ける”死”に向けて」の映画監督 関口祐加さんが マイクをびっくりさせるお話をされた
最新作『毎日がアルツハイマー ザ・ファイナル 最期に死ぬ時。』2018年7月
『毎日がアルツハイマー2』(2014)『毎日がアルツハイマー』(2012)
コメディ・ドキュメンタリー作品を心がける明るくて本音で生きる素敵な女性だ

安楽死が 医師任せのグレーな強制処置であることを疑問視し スイス(自死幇助クリニック院長エリカなど)の自死幇助を唱える
また強制安楽死ではなく 鎮静死であるべきとも
日本は自死幇助や安楽死は認められていませんが 人工的に眠らせたまま息を引き取る「ターミナル・セデーション」(鎮静死)は実際に行われています

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延命の意味を教えて欲しい

ALSで保険対象の錠剤リルテックと点滴ラジカットの効用と患者に於ける意味を考えてみます

リルテックは1錠1500円1日2錠で ひと月9万円する
人工呼吸器しない場合の余命3から5年を4年とすると380万使う
飲み続けると3ヶ月伸びる効用が謳われているので プラス27万円余計に使うだけなのです
それなら初期に2錠飲んでしまった方がいいのではとマイクは考えてしまいます
末期をわざわざ伸ばす意味がわかりません

点滴ラジカットの価格はまだ知りませんが 4人に一人の効果があると言われています

どちらも確率の問題であることは 癌のようなギャンブル性があり ギャンブル不得意のマイクには不向きなのです

それにしても有効の確率が低すぎるのにどうしてギャンブルを受けるのか
マイクには藁をもすがる気持ちはありません
マイクは延命を望んでいません
それなのに それだから 成るように成るに任せるしかないと 初期の今だからマイクは自分に思い聞かせて飲んでいるだけです
これは諦めでもなんでもありません
と言っても他力本願でリルテックとラジカットを信ずるしかないのです
いや諦めかも知れません

しかしそう出来るのは今か少しの元気なうちです
それならやっぱりリルテックは2錠 ラジカットを4パック2年で使い切る方をマイクは望みます

身体も心も惨めを感ずるようになれば 延命処方はいりませんし 自然死を待つか 自力で死を決めなければなりません
死を待つだけにしても 早い方がいいのですが そのような状態で尊厳死などありません
自力本願で何が出来るのでしょう
マイクにはまだそこまで考える必要はないのかも知れませんが・・・