すぐに業火に焼かれるはずですから……

マイクさん
連投で、しかもつまらない内容です。笑ってください。

死に際に人の手を煩わせるというようなことを書いたからでしょうか、嫌な夢を見ました。記憶にしっかり残る夢です。大きなキャリーバグのようなキャスターのついた箱が、目の前に運ばれてきました。にこやかな男の人が黒づくめの衣装を着て立っています。

「なんですか?」とぼく。
「最新の商品をご紹介いたします」と男。
「それはなんですか?」
「コンパクトな棺桶です」
「身体を折りたたんで入るんですか」
「いいえ、このようにのびるんです」
男がボタンを押すと、その箱はスッと縦方向に倍の大きさにのびた。
「ほらあなた様なら、十分入れます」
男は蓋を開けて、ほうらというように中を指差した。綺麗なシルクで覆われた箱の中は、寝心地がとてもよさそうに見えた。
「寝心地はどうだろうと思っておられますね?」
「ええ、まあ……」
「どうぞお入りになってみてください。ものは試しと言いますから」
恐る恐る中に入り寝転んでみた。どうだろう、冷たくて、気持ちがいい。
「ただいまフルオプションサービス中で、ドライアイスを入れてございます。気持ちよござんしょ」
男は耳まで裂けたような口で笑った。と、その瞬間パタンと蓋を閉じた。暗闇に中で慌てるぼくに、男は箱の外から語りかけた。
「大丈夫ですよ。光採りの窓もございます。ほら」
顔のあたりに小さな窓が開き、光が差し込んだ。いつの間にか、シルクの布はぼくの身体にぴったりになり、いや、身体を押さえつけるように自由を奪った。ぼくは冷気に包まれていく。
「寒いです。身体が凍っていくみたいで……」
「大丈夫ですよ、すぐに業火に焼かれるはずですから」
男の口は本当に耳まで裂けていた。

とまあこんな夢です。
恐怖で目がさめた後もしばらパニックに陥ってました。
ぼくはどうもエンジョイ・デスとはいかないようです。情けないですが。