今日はマイクの最大の悩みを解決すべく 高粘度唾液を解決できるか 早速 病院の売店で求めた酢昆布「都こんぶ」と ロッテ「小梅のこだわり」(梅エキス0.3%ソフトキャンディ)を食べて試した
焦っていたので両方一緒に間を開けず食べたので 何方が効いたのか判断できませんが 耳下腺の漿液性唾液ドット出てサラサラとまではいきませんが 吐き出した唾の糸引き具合が少ないのです
今夜から就眠まで 吸引器で 何時もとの違いを確かめます
入院中のマイクは 流石の理系で ?体重や尿の頻度ばかりか毎回量まで記録したり 結構数字に拘って 楽しんでいます
実はもっと拘りたい測定もあるのですが 35万する測定器が要ります
ALSにピッタリですが 医師に言うと5万以上は予算計上が要るとかで逃げられました
実は唾の話はこれ迄にして 嚥下リハビリが始まった随分前に 呼吸と飲み込みの機構を調べた事をお話ししたいのです
四足歩行の動物が 二足歩行になった為に 嚥下の宿命を負ったと言う事を知って 偉く感動したので そのサイトの内容を大事に残していて 是非ともと紹介させて下さい
残念にも その後出典を調べても分かりません
メモに「おもしろい歯の話より」とあるだけですが この様に徹底した雑学者(多分 歯科医)に 畏敬の念やまずのマイクです
最後の方だけでも読んでいただきたく思います
咀嚼[そしゃく]された食べものをのみこむ運動を「嚥下[えんげ]」といい、食べものは喉[のど]を通って胃に送りこまれます。液体は「飲」む、固体は「呑」むという字を使うようですが、敵を呑むは呑、清濁併[せいだくあわ]せ飲むは飲と使いわけもなかなかむずかしいものです。飲至[いんし]、飲泣[いんきゅう]、飲徒[いんと]、飲涙[いんるい]、飲燕[いんえん]、呑吐[どんと]、呑声[どんせい]、呑恨[どんこん]、呑却[どんきゃく]、呑舟之魚[どんしゅうのうお]。
「咽」も「喉」も同じのど、双方とも口の奥で口偏がついています。煙でむせるのは咽頭[いんとう]なので、烟[けぶ]ると書きます。喉は口の奥でも声帯のある部分を指します。喉自慢、喉鼓[のどつづみ]、喉笛[のどぶえ]、喉輪[のどわ]、喉頸[のどくび]、喉から手が出る、喉(喉元)過ぐれば熱さ忘れる、喉元過ぐれば鯛[たい]も鰯[いわし]もおなじこと、喉のしたから耳舐[なめ]る─などなど。
食べものが口のなかにあって、咀嚼運動をしているとき、上下の歯と歯は接触していないのが普通です。ですから、食べものが歯と歯の間にあるときは、それほど強い力で噛[か]んでいないことになります。そして、食べものが呑みこめる程度にかみ砕[くだ]かれ、すり潰[つぶ]され、だ液と混ぜ合わされてはじめて、上下の歯が接触するようになります。嚥下するときには、やはり上下の歯が接触して、下のあごの骨が固定されて嚥下の準備が行われます。まれに、上下の歯が接触しなくても嚥下が行われる場合もありますが、口を開けた状態ではスムーズに嚥下できないはずです。
すべての歯がなくなって、総義歯[そうぎし]も入れていないお年寄りで、歯ぐきだけで食べている人がいます。成人の嚥下は三叉神経[さんさしんけい]の筋肉によって行われますが、歯のないお年寄りの嚥下は、顔面神経支配の筋肉によって行われます。平均的な嚥下の回数は、食事以外の座っている時では1時間20~80回、横になっている時では12~60、睡眠時ではもっとも少なくなります。食事中の平均嚥下回数は1分間9回、1日の総嚥下回数は1200~2400回と言われていて、かなり個人差があるようです。
上下の歯が接触し、下顎骨[かがくこつ]が固定されますと、食べものは舌の上に乗せられて後方へと送り込まれます。食べものが喉を通るときに、喉仏のあたりがひょこっと上方に持ちあがるのがわかりますが、これは食べものが気管に入らないように鼻咽頭[びいんとう]を閉じ、喉頭蓋[こうとうがい]という蓋[ふた]を閉めるための運動でもあるわけです。これは、人間の口においては、食べものの通る道と、呼吸のための空気の通り道とがいっしょになっているためなのです
・・・中略・・
咽頭は、鼻から入った空気が、咽頭・気管・肺へと向かう気道と、口から入った食べものが、食道から胃へと向かう食道の交差点に当たるところです。普通の哺乳類では、頭の後ろに首があり、口蓋垂[こうがいすい](のどちんこ)と喉頭の入り口の蓋(喉頭蓋)がほとんどつながっていて、気道と食道が立体交差になっています。ところが、人間では直立の姿勢にともなって、口蓋垂と喉頭蓋が離れてしまい、気道と食道が平面交叉をしていて、食べものを呑み込むときは喉頭を引き上げて気道をふさぎ、一時的に呼吸を停止させなければならなくなったのです。これに失敗しますと、気道に食べものが入り込み、激しくせきこむことになるのです。咽頭における気道と食道の交差点は「魔の十字路」と呼ばれていて、人間が進化したことによって得たところの急所となっているのです。