今日は訪問リハビリの口腔専門の方に、呑み込みが悪くなっているマイクにリハの方法を指導いただいた。
呑み込みし辛く、呂律も相当ひどくなっている惨めさはありますが、実は直ぐにでも死にたいくらいの憂鬱の7割は慢性腰痛、詰まり疼痛なのです。
自死する人の3条件の一つは死を怖がらない事、次に疼痛がある事と言われていて、マイクはすでに2条件を満たしています。
もう一つは孤独感だと何度もこのブログで紹介しました。
友人知人と既にお別れの挨拶を殆どすまし、閉じ籠ろうとしているマイクを励まそうと懸命に努力してくださる方がいることを考えると、また家族を無視できない3条件目の現実がマイクを悩ませるのです。
人間は悩んで悩んで生きるべきだと多くの方が真剣に言って下さりますが、残念なことにマイクはそんなに強くありません。
勿論誰でもと言う訳でなく、マイクの事情を充分理解して頂いている介護の方々には、最後は自分で選ぶべき(選んだらいいと)と言われます。
自死は罪にならないし、仏教では即身仏や補陀落渡海のように否定はされないのに、メメント・モリを忘れた現代世間が罪悪視しているために、自死願望者は、西部邁さんすら悲惨な自死しかすることができないのです。
終末期に限って安楽死を認めるべきだと、また実現性がないと分かりながらもマイクはその支援施設の必要性を永らく考えてきましたが、今のマイクに必要なのはこれなのです。
しかし自死も安楽死も否定される現実を考えると、尊厳死しかないのです。
ALS確定後、尊厳死の実践をどのようなステップで、どのような様態でできるのかを想像するばかりですが、全く予測できない不安に悩んでいます。
今日は清水哲男さんと少しだけお話しできました。
取り敢えず、急がず成行きに任すしかないとの事にして、明日は対酌しながら考え直すことにしました。
幇助も施設もなく、尊厳死の難しさに悩むマイクに与えられた使命は・・・。