マイクさん
スーパーALSをめざしてください。ぼくはもとよりそのつもりでした。
ぼくの生涯の友である轟木敏秀君はこんなことをいつも言っていました。
またひとつ何かができなくなった。
でもまだできることはたくさんある。
それがぼくのスタイル。
できなくなったことをカバーするのは
意欲と工夫と大勢の人たちの協力だ。
その人たちのためにもぼくは生きる。
生きなければならない。
そうしてあいつはスーパー筋ジスになりました。
ぼくはマイクさんにはスーパーALSであると同時に、スターにもなってほしいと思っています。自身の生き様を切り口に、ALSの事実を広く知らしめるために。そうすることで、1万人近い患者さんとその家族の現状に目が向けられ、社会としてどのような支援が可能かを多くの人ととも考えるきっかけになればと。マイクさんにはそうすることを通して、社会に大きく貢献できる道が拓けていると思います。
主治医の言葉をその通りに受け取ると、人工呼吸器を想定していることは覚悟のマイクですが、神様も仏様も同じくそれを前提に支援して頂いている事を確かめたくはないのですが、明らかにそうである事を認識しています。
マイクさん
ぼくはマイクさんに呼吸器を装着することを積極的にすすめないし、想定もしていません。ぼくが言っているのは、まだ結論を出す必要はないんじゃないか、ということです。もっとゆっくり家族の皆さんとも、支援を考えてくれているマヤさんたちとも、同じ病気と向き合う患者さんやその家族とも、いろいろ話し合って、考えて、マイクさんの身体的状況に決断を必要とする時期がきたら、マイクさん自身が決断したらいいと思っています。ぼくらは、少なくともぼくはマイクさんの決断を断固支持しますし、その上で必要な支援を考えたいとも思っています。
マイクさんは自分をラッキーだと言いますが、ぼくはマイクさん自身が現状を切り拓いてきたんだと思います。何事につけても積極的に受け止めて、理解できたことに対しては、自分の考えのもと行動をしようとしているように思えるし、理解できないことは徹底的に究明しようとする。そういうあり方が、マヤさんやその仲間、そうして身の回りの人々やぼくを動かしているのだと思います。
ぼくは予々思っています。人はこうありたいと思うように動く。結果は後からついてくる、と。
昨日のイベントは楽しかったみたいですね。
投稿にも、いただいたメッセージにも、弾む思いが滲んでいました。
マイクさん、もっともっと弾みましょう。ぼくも負けないように弾みます。