流石の文学部の文筆家からの返信には いつも噛みしめるように熟読させられます
しかしマイクは微妙で複雑なことを受け取ることが苦手なので 只々感心するばかりですが 直感的に「生死の事など、どうでも良い人がいたら、その人は悟りを開いたと言えるだろう」との締めの言葉の中に 成るように成ると悟れない自分を見つけようとしました
でもまたも只々悟れないままと気付きました
マイクが学んだ物理は 複雑で曖昧な現象を できるだけシンプルに理解してしまうことに喜びを得ようとし それだけで何でも分かったように安堵する癖があります
山折哲雄が 死としては自然安楽死とモルヒネ安楽死があればいいと言い切ったりするのに痺れたりするのです
自然死と安楽死だけでいいことを容認されるシンプルな社会を理想としています
もう一つ気にしたのは「これは政治の問題ではなく、ぼくら自身の問題なのだと思います。」です
マイクは個人の死は 忘れていてもいいのですが それでは確実に当座になって 悩むことが殆どで 多くの人の社会問題として捉えなければなりません
安楽死を個人の問題として済ませられないのです
マイクに安楽死支援施設の必要性を考えさせた赤ちゃんポストについての マイクスタンディングのブログを転記させて下さい
赤ちゃんポストに刺激され
マイクスタンディングのブログ2017/5/1「往生支援事業も多難か」
マイクが 終末期老人の最期を無駄にしないための施設として 安く楽しく看取られることをを可能とする安楽死センターの必要性を考えついたのは 赤ちゃんポストが実現したことに刺激されてでした
その「こうのとりゆりかご」は 蓮田太二医師が2003年にドイツにある施設に刺激されて設立したもので この5月で10年になる
石巻の菊田昇医師の赤ちゃん斡旋事件は59年に始まり 78年公正証書原本不実記載で医業6カ月停止 88年最高裁でも医師職業倫理に反するとされた
しかし同年より 特別養子縁組制度が改定され 昔は当たり前であった養子が少しは見直されるかのようでした
世界にポストが広がるが フランスは病院での匿名出産が認められ 養子縁組も一般化しておりポストはいらない
日本の現実は慈恵病院の精神を引き継ごうとする神戸北区の水原郁子助産院も 世間と行政の後ろ向きと闘いながら頑張っておられるようです
安楽死センターも 過渡期の姿としての必要性を信じて 急がなければならないのです
写真(京都市の終活を勧めるパンフレット)ブログで見て下さい
こんなパンフレットを行政が出すだけで 偉い反対がある
生まれくる命を救おうとする医師や養子縁組にも抵抗勢力があるのです
ましてこれから死んで逝く人たちを支援する事など要らんことするなと言わんばかりのことが・・・・
序でですが 里親制度についても転記させて下さい
里親制度にも刺激され
2017/5/16「赤ちゃんポストや里親制度に」(最期はセルフネグレクト)
今朝のラジオ深夜便【明日へのことば】は 「里子からもらう幸せ」 静岡県沼津市 岩崎勝稔・真知子ご夫婦のお話でした
バルセロナオリンピック水泳で金メダルの岩崎恭子さんを次女とするご夫妻で 定年を過ぎてからの12年前に里親登録をし 現在は1歳から10歳まで3人の子どもたちと自宅で暮らされています
虐待や経済的理由などで実の親と暮らせない子どもたちのため 里親のなり手を増やしたいと去年体験記を出版しました
里親でいることの大変さと喜びをお話しされた
要保護児童は5万人に対して里親が10%以下の日本は 恥ずかしいばかり
調べてみると日本6% オーストラリア91.5% アメリカ76.7%・・・シンガポール62% 香港33.5%・・・・どこの国も高い
赤ちゃんポストや里親制度の実態を知ると こんな国に安楽死センターなど考えても無駄なのかも知れません