いちばん見てほしかったのは

この写真も展示されています

マイクさん

京都での今年2度目の写真展、はじまりました。9月1日から10月3日までの長丁場です。ひと月フルに張り付いていることはできないので、1日から3日間現場にいていまは鹿児島に戻っています。18日からまたギャラリーに戻る予定です。僕の写真展は本を売る機会でもあるので頑張らねば(笑)

今回の写真展は「物語の系譜 ある作家の鉛筆1本勝負40年」と題して、僕が著述業に就いてからの40年ずっとテーマにしてきたことを全部見てもらおうと思っています。それは

「命と向き合う現場から」
「ニッポン再発見の旅」
「この国の現実と苦悩」

という3つのテーマです。
このテーマにあわせて写真と関連する著作を展示しました。

マイクさんとのこの「往復書簡」は、もちろん最初のテーマに含まれます。あなたの闘病中の写真と南日本新聞に3年間連載した「『生きる』宣言」を1冊のファイルにまとめたものを展示してあります。どなたでも自由に手にとって読んでもらえるようにしました。マイクさんのことをひとりでも多くの人に知ってもらいたいと思っています。

幸い京町家を改装したギャラリーなので、靴を脱いで上がってもらい、座り込んでじっくり見てもらえるようになっています。「往復書簡」もそうですが、「『生きる』宣言」はマイクさんが確かに生きて亡くなったという事実を追いかけたものです。「生きた証」と言ってもいいかと。

機会あるごとにこうやってマイクさんのことを世界に伝えていきたいと思います。僕が生きていく限り、マイクさんは社会に関わり続けていくのです。

でも本当は、今回の展示、いちばん見てほしかったのはマイクさんです。

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