ひとつの道

胃ろうから栄養を注入する

マイクさん

南日本新聞の連載が終わったことは、前回お知らせしましたね。
終了後、多くの方から感想が寄せられています。今日はその中からひとつ紹介したいと思います。鹿児島市のお隣り、日置市在住の女性からのお便りです。彼女は随分熱心な読者だったようです。
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新聞の連載、終わりましたね。
読み応えがありました。また、いろんなことを考えさせられた連載でした。
胃ろう造設を、アカンベー!と拒絶したお婆ちゃん!最高でしたね。
私は、経管摂取と胃ろうの2択に悩みました。義母でしたが、食事が飲み込みにくくなって流動食でも誤嚥(ごえん)する危険性が高くなりました。誤嚥するようなことになれば肺炎を起こしてそれこそアウト。カテーテルを使って胃に直接栄養を送るか、胃ろうを造設するか……。
お腹が空いたまま死ぬというのは残酷だなと思っていても、私も家族も胃ろうの知識もなければ、それが延命治療のひとつであることも知らなかった。全く無知だったのです。
義母は意識はあるけど判断力はない。自分で選択することなど到底無理でした。胃ろうにしろ経管摂取にしろ、たとえ知っていたとしても何が最適なのか、やっぱり分からなかっただろうなと思います。
だから清水さんが取り上げてくれたマイクさんの悩む姿、決断する姿、それを支えるご家族のあり方は、悩んでいたのは私達だけじゃない、誰だって悩んで当たり前なんだということを教えてくれました。正解なんてないし、自己満足かもしれないけれど、悩んでよかったと思えました。
取り上げてくださって、ありがとう!
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ね、マイクさん
最後まで社会と関わり続けるって、こういうことだと思います。
マイクさんの苦悩、選択、決断は、結果として誰かの苦悩、選択、決断を直接的にサポートすることにはならなかったかもしれませんが、あるいは何らかの結論に導くことはなかったかもしれませんが、明らかにひとつの道を示したと思います。あなたの生き様に触れたそれぞれの人が、自分の立場に置き換えてさまざまに考える材料として受け止めてくれていると言ってもいいでしょう。
こうやって感想を届けてくれるということが、その証です。
僕自身は、あなたに最後まで関わることで社会と関われたと思っています。
そしてこれからも関わり続けたいと思います。

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