今一番頼りにしたいアカデミックな方 立岩さんのことを昨日告白しました
この往復書簡の清水さんは勿論 マイクの延命に心砕いて頂いた大事な方です
お二人とも倫理を通されるお方であり マイクが時々命に現実的価値観を見ようとする邪念を否定されると思います
マイクは現実を見ないでユートピアを語れません
そんなマイクもマイクは現実を見ることよりも 実はユートピアを夢みる方に憧れます
でも現実を知ると 何事にもネガティブにボヤき 闘うより逃げるが勝ちと弁えてしまっているのでしょう
それでもやっぱり揺れ動き悩めるマイクです
清水さんのお父さんのように モルヒネを拒んで死ぬほどの信念もありません
年老いて自分の死を考えるようになって考え至ったマイクの言う安楽自死は 立命館の哲学者須原秀一の「自死という生き方 覚悟して逝った哲学者」双葉社 初版2008.1.25に刺激され考え至ったもので 死はまだ他人事だったのです
安楽死も安楽自死をも真摯に考えるに至ったのは 2013.1.21の麻生発言
終末期医療での麻生発言「さっさと死ねるように」の本音がそれ
もう一つは2007年厚労省「看取り場所」の公開資料です
2030年まで病床増加なければ 介護施設2倍自宅死亡1.5倍でも 医療機関で89万人 介護施設で9万人 自宅で20万人死ぬが その他47万人が死場所求めて彷徨う と
もう一つ 法律もない日本には安楽死施設が必要と考え至らせたのは 養子里子が進まないこの国には必要とした赤ちゃんポストです
赤ちゃんポストすら世間が現実を知る気もなく非難する
考えれば考えるほど 誰もがマイクの想いに賛成するが 実現しないと他人事と・・・
そろそろ自分でやるしかないと悲観するうちに・・・
それが確実に自分のものになるALS患者となったことで 自死実践が天命となる
しかし入院で死から逃れられなくなったのに 今まだ諦められず揺れ動いているのです
本人の意志は覚悟できているのに 家族や金沢の老兄姉妹や 友人知人や世間に どうしても縛られてしまうのです
特に死という忌避してきたマイノリティを作り上げた世間からの理解に・・・
世間と闘うほどの力はないばかりか ADLは細やかなQOLも・・・
(実はマイクの辞世の歌は 山吹なのですが アカシアの花がに続く歌詞が声もでないのに・・・・ながれてきました)