どうぞくれぐれもお大事に

マイクさん

新型コロナウィルスの感染拡大、大変な状況になってきました。そんな中マイクさんは病院から外泊許可が出たそうですね。

ぼくはその話を少々驚きをもって受け止めました。今の状況で考えると、市中感染はもちろんですが、病院内での感染がより深刻な状況を生み出していると思っていたからです。

さらに、ぼくにとって女優岡江久美子さんの新型コロナウィルス感染による肺炎での死はとてもショックなニュースでした。彼女は乳がんの手術後放射線治療を受けたと言います。その結果抵抗力、免疫が低下し重症化に至ったと。放射線治療はそんなに影響があるものだと、あらためて思い知らされました。

で、マイクさんの外泊許可になぜ驚いたかというと、病院はそういう重症化の要因を抱えた入院患者さんが山ほどいるわけで、本来なら人の出入りを厳しく制限するべきだと思っていたからです。許可が出たということは、病院はそれほど危険ではないという認識なんだなと。

実は、京都より状況がましな鹿児島でも入院患者の外泊・外出を制限する病院がほとんどで、家族の面会もほとんどが禁止・制限されているのです。

〈前々から京都の病院の多くは面会禁止で、そうあるべきだと娘達は、家に帰っても父親に近付かないようにしている。土日帰れるようになったとの今朝の連絡に、家内どころか娘達から酷く責められました〉

おそらくご家族の心配は、マイクさんが感染してしまうことにあると思います。マイクさんが今の時点でご家族に感染させるはずはないのですから。どちらかと言えば感染のリスクは市中で生活するご家族に高いはずです。「家に帰っても父親に近付かないようにしている」のは、自分たちからマイクさんへの感染を防ぐためだと思います。

もしマイクさんに感染させたら、マイクさんが感染源になって院内感染がひろがるのではないか。それはとても恐ろしいことです。不安です。恐怖です。

気管切開の時期が迫っていると認識しています。だからこそ帰れる間に帰りたいという気持ちもよくわかります。よくわかるからこそ、ぼくはどう言っていいかわかりません。ご家族もみなさん同じ思いではないかと思います。

どうぞくれぐれもお大事に。くれぐれもご注意を。

そうとしか言いようのないぼくです。すみません。

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