ALS新参者と自らをそう言っていた頃の マイクは 喋りと右手指先の不自由くらいで 病人は病人でも病気でそんなに落ち込むことなどありませんでした
だからエンジョイ宣言ができたのです
そのエンジョイ・ですのネタ探しには気力に余裕があったと思います
確かにそう宣言したことを 今更反故には出来ません
それが胃瘻造設後の第2ステージになると体力もそれ相応に疲れ それより気力低下が行動を鈍らすのではないか 全くその通りになったような最近の入院生活です
土日は自宅に外泊してる入院だと言っても 自宅では家内にミキサー食を作らせ それを口から注意しながら食べるのも時間が掛かり疲れを感じます
加えて薬と栄養剤を胃瘻注入するのも 日に6回もありモタモタとした老老介護ズバリなのです
する方もされる方も疲れるのです
なので家では殆どエンジョイ構想を考える余裕がありません
病院では慣れた看護師の手早い仕事で安心感もある
だからと言って療養以外の時間は余りなく 平日主体となる外との繋がりは これまで活動らしい事をできていません
今でこうだから これからは加速度的に食べるのと喋るのに疲れてベッドに横たわるだけの療養時間がどんどん多くなるのです
往復書簡の話題探しも結構ままならないのです
新参者であった頃は 神さま仏さまに助けられたラッキーハッピーな状況でした
社会と繋がり続ければ何か恩返しも出来て エンジョイにもなることが出来そうだと信じていました
ところが最近病院のベッドにすぐ横になるのです
テレビでニュースの話題とか相撲やエンタメ番組を見ていれば 病人らしくてそれで良いのだと納得してしまいます
残り少ない老人の余生をこれでは無駄に削って行くのではないかとの心配も分かっていながら
病人はこれでいいのだ
何の罪悪感もなく こんな幸せもハッピーと味わっているのです
清水&マイクの部屋構想立ち上げや 友の会ピアネットの種撒きらしきことも出来ていません
エンジョイ・ですのネタ探しを妄想することを忘れそうな ベッドとテレビが安心・安全を醸し出し 気力と闘争心なしでも安穏をもたらすのです
このままでは生前葬で多くの方から頂いた愛とつながりを無駄にしそうです
次のステージが近づく前に身の程にあった出来そうなネタを見つけなければ・・・・
一昨日は次のステージが来れば逃病では済まず 闘病なしでは済まされないと言っていたのに・・・
元気なうちに・・・