
マイクさん
お孫さんの成人式、着物姿、楽しみですね。
ぼくは自分の娘の着物姿を見たことがないので(2人もいるのに!!)、とっても羨ましいです。
ところで、マイクさんの「チョロ毛トートバック」、鹿児島でも人気です。今度みんなであれをぶら下げて天文館を練り歩くという企画を立てています。きっと注目を集めることでしょう。イラストのマイクさんだけではなく、実物のマイクさんにも鹿児島に来て欲しいと思っています。「ENJOY DEATH in KAGOSHIMA」ですね。KDEの皆さんとも相談してみようと思います。
〈頑張れる病気と頑張ってもどうにもならない病気があるのです〉
マイクさんのこのひと言にハッとしました。頑張らないといけないのはぼくの方でした。なのに頑張りましょうなんて、余計なことでした。なのにぼくはボヤキばっかりで、ちょっと恥ずかしくなりました。少なくともぼくの病気は治る可能性がある。ぼくこそ頑張らないとって、思い直しているところです。
その上でぼくも、病気そのものでなく、病を抱えていて充実した生活が可能だし、そのために、そこを目指して頑張らないとと思います。でもこれはマイクさんの病気でも同じでしょう。病気自体は頑張ってもどうにもならないかもしれないけど、暮らし自体を豊かにすることはできる。そのためにはどんなサポートが必要で、それを得るためにはどうしたらいいか。
そこは大勢の知恵で、大勢の人と一緒に頑張ることで解決できるような気がしますし、ぼくも、鹿児島のみんなもできる限りのことをしようと思っています。もちろんこれはマイクさんのためにですが、いつかきっと自分のためにもなるはずだととも。
〈なる様になれで次のステージを済ませたくないのです〉
やはりマイクさんは強いなあ、冷静だなあとあらためて思いました。ぼくなど〈頑張ってもどうにもならない病気〉だと告知された瞬間に逃げ出すだろうな。マイクさんはよく「闘病ならぬ逃病」という言葉を言われますが、結局マイクさんは踏みとどまって闘わないまでも向き合おうとされていると強く思いました。研究者ゆえの冷静さなのでしょうか。憧れさへ感じてしまいます。その姿に勇気付けられているぼくです。
マイクさんのことを思うと、へこたれてなんかいられない。がんという病と、治療と、ちゃんと向き合わないといけない。と、強く感じた朝でした。