ボーッとしてるだけでは悔いが残る

流石の清水さんの もがき苦しみ抜くと言う選択肢は ここでもお聞きした清水さんの親父さんの最期の壮絶なお話を思い出させます
信念を通すDNAがお二人に繋がって存在するのが見える様です

マイクはだらし無くも 先の11/30に白状した様に マイクの生き方が諦観と闘争に揺れ動き 苦しみの都合に合わせ楽な方を選択してしまいます
何しろ生き地獄なんて初めての経験なのですから 信念なんぞ 元より持ち合わせず その場凌ぎの信念で悩み惑うしかあり得ません
でも 第二関門まではまだまだです?

今マイクが悩んでいるのは 生きると死の両方について目標となりうる生き甲斐/死に甲斐を掴んで 余命をエンジョイしたいと言いながら 一向に実践の動きがありません
危機一髪のあの頃の勢いが ただの見栄きりでしかなかったのではと反省するばかりです

昨日もベッド生活が板についたと話しました
8ヶ月もの入院生活に慣れきって介護地獄や転院地獄もどこかへ飛んでしまい 生き地獄は未だ未だだとすれば 土日毎週の帰宅と 安全快適な入院生活に慣れ切っていて 面倒なことを無理せずと思ってしまうのです
何もしないでベッドに横たわるだけではと自問するものの 胃瘻造設の後は時間的な余裕が減って少々くたばっています
これまで通りミキサー食を口から30分以上掛けて3食摂り 加えて胃瘻からは食前食後に薬を注入し 朝夕に流動栄養パック250ccを30分以上掛けて注入します
食べる時間が増え相当疲れ感がありベッドに直ぐ伏せるのです
ボーッとしてしまうのです

さて再入院の後この病室の患者はスッカリ変わり出入りも激しい
そして今35歳くらいの神経型ベーチェット病患者が向かいのベッドに入院された
気管切開はしているが微かな声がやっと聴こえる
(カニューレと言うタンツバ吸引のための物)
前にも隣のベッドにいた若者と変わらず意思疎通大変で 手足も全く機能していません
もう一度今度の彼の身になって考えるべきか迷います
(神経型ベーチェットだとのこと)

ベーチェットがこんなきついものとは?
実はマイクの母親が30年前数年間苦労した病ですが 同居の兄が全て世話をし マイクは離れていて何も出来なかった(しなかった)
長兄の兄には両親の世話を全部やって貰うばかりで マイクの親不孝と兄への甘えに天罰下ったと自覚しているのです

今向かいのベッドで父親が息子が何を考えてか笑っているのを見て そんなエッチなこと考えんほうがいいと言う
流石と言うより不思議な父・息子のコミュニケーション能力です
彼の気持ちを考える時 親の気持ちを抜きに考える訳にはいかないのです
マイクには無理です
ボーッと考えず見るだけにします

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