マイクさん
なかなか返信できなくてすみませんでした。おかげさまで、「しみてつ祭り2019」無事終了いたしました。雅子さんもわざわざ京都から駆けつけてくださいました。京都はもちろん、東京や栃木からも来てくれた知人、友人に囲まれて楽しく、充実した1週間を過ごすことができました。大勢の人に支えられていることはもとより、大きな力をもらっていることにあらためて気づかされる日々でもありました。ぼくはひとりで生きているんじゃない。そう思いました。
今年は新たに癌が見つかったことで、その検査や治療の方針を考えることに気持ちが奪われて、落ち着いて準備ができるような状態ではありませんでした。ギリギリまで今年は中止にしようかなとも思っていました。一方で、ここで頑張らないと治療にも向き合えないのじゃないかという思いもあり、ほんとうに揺れました。でも揺れたことすら、終わってみればいい経験だったと思えています。
あらかた治療の方向が見えてきたので報告いたします。外科的な手術はやはり回避した方がいいと。で、当初はすぐにでも放射線治療をということだったのですが、泌尿器科の主治医と放射線医師の協議で、数カ月間ホルモン治療を続けて癌の進行を止め、その上で放射線を照射するということになりそうです。どのくらいの時間がかかるのか、ぼくには見当もつきませんが、避けて通ることのできない道ですから、淡々と進みたいと思います。
マイクさん
ぼくも、癌という病気と一生付き合うという前提で、それでも自立した生活を最後まで続けたいと思っています。そうしてその方法を模索しています。そのためには働き続けることが大前提になります。そのためには多くの人の力を借りなければ成り立たないと思ってもいます。そうしてそのためには、人に期待するのではなくて、自分自身が期待される存在にならなければと思っています。そうして期待通りの仕事をするのではなくて、期待を上回る仕事を続けていきたいと思っています。思うことがいっぱいです。
思い通りにことは運ばないかもしれません。でもあきらめずに一歩ずつ前に進みたいと思っています。マイクさん、一緒に進みましょう。